石巻合同合宿

8月18日19日、OB会長年の懸案事項であった「石巻高校陸上競技部」との交流:合同合宿が開催されました。18日8:00、川越出発。東北道などを乗り継ぎ14:00石巻高校に到着。玄関に石巻高校の千葉顧問以下陸上競技部員35名。本吉響高校の伊藤顧問以下7名。また石巻高校陸上競技部OB会の皆さんが笑顔で迎えてくれました。我が校部員たちはそろいのポロシャツ。女子生徒の出迎えにちょっと緊張気味?宿舎は、校内の鰐陵会館。!Fは食堂と浴室など2Fの畳敷きホールに3校の部員たち全員で雑魚寝。石巻高校は設備が充実。70mのタータン2コース。校庭は野球場、テニスコート、300mあまりのトラックが一直線に並ぶ。体育館2棟に武道館もある。設立時は男子校だったが平成18年から男女共学に。定員は240名の進学校(震災の影響か最近は定員割れとか)スポーツも盛んで、今年度は陸上競技部、ウエートリフティング部、オート部がインターハイに出場している。

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3時から練習開始。部門別に分かれウォームアップ後、直線800mの坂道(川越では考えられない)で、200mのインターバル走。男女とも同じ量をこなす。最後は、各校入り乱れた5組でリレー。6:30から夕食後、うちの部員たちは千葉顧問から震災時のDVDを交えお話を聞いた。

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19日、6:00.散歩を兼ねて1kmほど坂を上り日和山へ。津波で野原となった市街地の跡を見る。震災50日後に見た景色は茶色一色だったが、今は草の原の緑一色。人の気配もない。2枚目の写真丘の上に石巻高校の校舎が長く連なる。9:00から練習。ウォームアップ後石巻高校の伝統的な練習である階段走。これも川越では経験できない練習で部員たちは真っ青に。

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14:00.石巻高校を出て帰路につく。途中で震災の未だ回復しない傷跡を見る。2日間、練習は2回という短いふれあいだったが、東北のこの粘りとがんばり。また傷跡の癒えない被災地の姿を目の当たりにしたことは、我が校の後輩部員達の心に「何か」を残してくれたはずだ。

合宿支援金お願いしましたが26名のOBの皆さまにご寄付いただきました。ありがとうございました。石巻高校の皆さん響高校の皆さん今度はインターハイでお会いしましょう。千葉先生、伊藤先生、OB会の皆さま、関係者の皆さまありがとうございました。

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